ペーパーサミット参加企業様へのインタビュー企画。2回目は、ペーパーサミットだけでなく様々なイベント出店で活躍されている、白石封筒工業株式会社の白石社長にお話を伺いました。
挑戦を続ける4代目社長
白石封筒工業株式会社は明治43年、日露戦争から帰った初代社長により封筒メーカーとして創業されました。その後、封筒印刷を中心に多岐にわたる印刷物に携わってこられ、現在は封筒製袋にこだわり、2023年7月に現社長が4代目に就任。オリジナル封筒製作を強みとして自社製品を製作するなど新しい挑戦に取り組まれています。
ペーパーサミットが自社製品開発のきっかけに
「ペーパーサミットがきっかけで、自社製品開発が始まった」という白石封筒さんでは、今年新たに商品担当の社員やデザイナーを採用し、新事業に取り組まれているそうです。
「これまでBtoBしかやってこなかったので、直接商売できるBtoCが気になっていた」という白石社長は、初回ペーパーサミットへの出店の話が来た時に、二つ返事で参加を決めたそう。それが初めてのイベント出店だったそうですが、今ではペーパーサミット以外の催事にも出店していて、今年は5箇所の出店が決まっているとか。自社製品開発について詳しく伺いました。
クリエイターの熱意がすごかった
初回の交流会で出会ったクリエイターとの出会いが大きかったそう。「紙が好きなんです!このインクを使った作品が作りたいんです!」という熱意がすごくて、圧倒される勢いで商品開発が始まったとか。初回に製作した作品は今でも売れ続けるヒット商品になっているそうで、今年もそのクリエイターとはコラボを予定されているようです。
商品開発は、作っても売れないということが多い中、しっかり販売実績を挙げている秘訣を伺うと、「やっぱりクリエイターさんの“売る”という熱意がすごくて、どうやったら売れるかという打ち合わせを3時間も5時間もする」という。「“売れるモノ”を作らないと、ただ“作りたいモノ”では、作っただけで終わってしまう」という言葉には、本気で商品開発を行なっている姿勢を感じました。
自分たちでも商品開発、自社販売をするように
こうして、ペーパーサミットをきっかけに商品開発を繰り返していることで、商品開発のノウハウができ、自分たちでも開発を行うようになったそうで、製作した商品は、イベント出店のほか自社ECサイトでも販売されています。ただ、ECサイトは開店しただけでは簡単には売れず、広報や運用が大変です。そこで、今回入社された商品担当の大脇さんの尽力もあり「Shiraishi Design」というオリジナル商品販売のECサイトやSNSの本格運用も始まり、SNSでは2000を超えるフォロワーを獲得され、着実に新事業として稼働されていました。
今後の白石封筒さん
「自社製品が強みになる」と言い切る社長ですが、実際の売上ではまだまだBtoBの既存事業が圧倒的に大きいそう。しかし、「既存事業だけでなく別のこともやるという危機感も大事」と、新事業が単独利益を出していくのが目標だそうで、「今はまだ投資の段階だけれど、いつか既存事業を抜いたらすごいけどな〜」と楽しそうに語る社長が印象的でした。
「ペーパーサミットは、自社製品を試してみるのにすごく良い場所」だと断言する社長。すでにペーパーサミット2025のコラボ作品はできているそうで、今回も白石封筒さんの新しい作品に出会うのが楽しみです。
白石社長、ありがとうございました。
会社情報】
社 名:白石封筒工業株式会社
代表者:代表取締役 白石陽一
創 業:明治43年4月
設 立:昭和24年5月24日
従業員:30名
住 所:大阪府東大阪市高井田中4-1-22
ホームページ:https://e-futo.jp
オンラインショップ:Shiraishi Design(https://srsdesign.official.ec/)
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