毎月、ペーパーサミット実行委員へ行っておりますインタビュー。
今回は実行委員会の枠を飛び出て、ペーパーサミット2026と同日開催されましたイベント「NANIWA PEN SHOW」の主催者にお話を伺いました。
株式会社デルタジムサービス代表取締役社長 前田武嗣さんです。前田さんは大阪の文具事務用品小売団体、大阪文具事務用品協同組合の専務理事も務められています。
株式会社デルタジムサービスと前田社長

1943年に開業、1953年に株式会社松村商店として法人化。その後、株式会社デルタジムサービスへ商号変更。
BtoBでの事務用品の納品事業なども行いつつ、大阪駅前の市街地開発にともない、大阪駅前第1ビル地下に出店、大阪駅前第3ビルに出店、新サンケイビルへの出店から、堂島アバンザへ店舗を移す。
現在は堂島アバンザ1Fにて、パーソナル文具&ビジネスギフトを扱う店舗「ギフショナリー・デルタ」を運営。また、オンラインショップでも、デザイン性の高い文具、オフィス用品を提供している。
前田社長は先代のお父様の跡を継がれ、2012年に代表取締役社長へ就任。初めは前田社長ご本人も先代も前田社長が社を継ぐビジョンはなかったものの、先代の体調不良を機に入社し、今に至る。
NANIWA PEN SHOW

NANIWA PEN SHOWは、書くもの、描くもの、紙もの、革もの——ペンにまつわる様々な道具や技術を楽しめるお祭りとして、大阪で開催されているイベントです。 国内では最も歴史のあるペンショー、神戸ペンショーの主催者と交流の深かった前田社長は、「神戸、東京にもあるなら、大阪でもやりたい」と2022年に第1回を開催されました。開催5年目となった今年2026年、参加企業は初年の50社から70社に増え大盛況でいらっしゃいましたが、企画・運営はほとんどおひとりでご担当。当日は出展者や神戸ペンショーの主催者のy.y pen clubの協力も得て、参加者全員でイベントを作り上げておられます。
前田社長とペーパーサミット

今回のコラボ開催について印象に残ったこととして前田社長が挙げてくださったのは、「ペーパーサミット運営組織の大きさとまとまり」。
というのも、各地で開催されているペンショーの運営はNANIWA PEN SHOWと同様に、各地のペンショップスタッフやペンコレクターたちによって行われるのが主流であり、組織立って運営されるのは、国内ではそんなに多くはないそうです。
「個人的に感動している」とのお言葉をくださった前田社長。来年のコラボ開催は未定ですが、ペーパーサミット、NANIWA PEN SHOW双方ともに、前向きに検討中です。
コラボ開催を終えて

イベントを終え、株式会社デルタジムサービスが大阪堂島に店舗を構えるギフショナリー・デルタでは、両イベントのコラボ商品であるペーパーバックノートや、ペーパーサミット会場で開催された人気投票上位作品の期間限定ポップアップ販売が行われました。華やかなデザインの商品たちに、足を止めてくださるお客様も多かったとのこと。
前田社長からは、販路や価格設定について長年のノウハウに基づいたお話もお聞きできました。イベントをきっかけに作ったものをイベントだけで終わらせず「広く販売をしていく・ユーザーの手元まで届ける」ことはペーパーサミットにとっても課題であり、今後の展開が楽しみです。
また、前田社長はNANIWA PEN SHOWの今後について、これまでの深く濃いペン愛好家に向けた催しから、裾野を広げ、間口を広げてみることも検討中のご様子。 今後の両イベントの発展に繋がる、よい機会となりました。
これからの「実店舗」

商品の流通の形が大きく変化してきたこの四半世紀、ネット通販やコンビニエンスストアなどでの文具の取り扱いに押され、文具専門店の小売業界も苦しい時代を迎えています。
「これからの実店舗では、ただ大手メーカーのものを仕入れて売るだけではなく、商品を実際に見て触って体験する場の創造という価値を伸ばしていきたい」と前田社長。
ペーパーサミットとギフショナリー・デルタの関わりについても、大阪の印刷会社、デザイナー、クリエイターの作品や技術が多くのユーザーの目に触れる、ランディングポイントとしての意義を強く感じてくださっているそうです。
前田社長、お忙しい中ありがとうございました。
■ 社 名 株式会社デルタジムサービス
■ 代表者 代表取締役社長 前田 武嗣
WEBサイト:https://www.delta-net.jp/

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