ペーパーサミット実行委員として活躍するメンバーへのインタビュー第5回目は、ペーパーサミット2023から参加されている、株式会社美生社 代表取締役 兼 大阪府印刷工業組合 副理事長の山本素之さんです。
株式会社美生社と山本社長

大阪市西成区に本社・工場を持つ株式会社美生社(以降、美生社)は、1951年に写真製版業として創業し、のちに印刷部門を立ち上げた総合印刷会社です。
山本社長は、生まれた時から“三代目”として育ち、小学生の頃から会社を手伝うなど、「将来は自分が継ぐ」という意識を自然と持っていたと言います。
大学進学を機に東京へ移り、製版会社や印刷会社で経験を積んだ後、27歳で帰阪。家業に戻った際、東京との仕事の進め方や環境の違いに大きな衝撃を受けたそうです。
その後は自ら成果を出しながら社内改革を進め、現在では笑顔が印象的な風通しの良い社風へと変化。2021年には全日本印刷工業組合連合会のCSR認定制度で「3スター(最上位認定)」を取得するなど、“良い会社づくり”に積極的に取り組まれています。

組合活動について伺うと、若手経営者団体「大青協」に入った当初は全く積極的ではなかったそうですが、副議長に誘われたことをきっかけに活動へ深く関わるようになり、その後は大青協議長、全青協近畿ブロック担当副議長を経験。「プリントネクスト」の実行委員長なども務める中で全国の組合とのつながりを広げ、理事を経て、現在は大阪府印刷工業組合の副理事長として活動されています。
ペーパーサミットとの出会い

ペーパーサミット初回開催時から出店者として参加されており、「とても面白かった」と振り返る山本さん。クリエイターとの商品開発や、自社製品が一般のお客様に直接売れることに大きな魅力を感じたと言います。
その経験を通して、会社の中にも変化が生まれました。これまでの下請け仕事だけではなく、「これは商品として成立しているのか」という視点を持つようになり、“商品をつくる”という意識が社内に芽生えてきたそうです。自分たちが作ったものが実際に売れる喜びや、お客様から直接反応をもらえることも大きな刺激となり、こうした組合事業への参加は新しい可能性につながっていると話されていました。

さらに、第3回からは高校生とのコラボ企画も実施。ものづくりだけでなく、価格の付け方や売り方なども伝えながら、印刷を通した社会学習の場づくりにも取り組まれています。
実行委員としての活動と魅力

山本さんは、ペーパーサミット2025から担当副理事長として実行委員会に参加されています。
印象的だったのは、委員メンバーがイベントへの強い想いを持ち、主体的に「自分ごと」として活動している姿だったそうです。準備や運営に真剣に向き合う姿に感動するとともに、実行委員長の矢田さんとも連携を取り、互いの役割を補い合いながら運営に携わっている中で、活動を通してメンバーの成長が見えることも、実行委員会の魅力のひとつだと話されていました。
一方で、運営側に入ったことで「ここまでやっていたのか」と驚くことも多く、実行委員メンバーの入れ替わりも含め、今後どのように活動を繋いでいくのかが課題だとも語られていました。
現在は「ペーパーサミットジャパン」の実行委員長としても活動されており、全国から寄せられる「うちでも開催したい」という声に応えるため、各地で説明会も行われています。
実行委員への想い

「感謝しかないですね」
そう言い切る山本さん。実行委員活動を通して多くの学びや成長の機会を得られたと話されていました。人脈も広がり、さまざまな価値観に触れることで、自身の視野も大きく広がったそうです。
印刷業界の可能性を広げながら、新しい挑戦を続けている山本社長。今後のペーパーサミットジャパンの展開が楽しみです。
山本社長、お忙しい中ありがとうございました。
■ 社 名 株式会社美生社
■ 代表者 代表取締役 山本 素之
WEBサイト:https://biseisya.co.jp/


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